風の旅ビト プレイしました

せっかくPS4を買ったので、比較的安めで遊べて面白そうなゲームを探していたとき見つけたのがコレ。 ネットで見てもおおむね評価が安定していたから買ってみた。ICOの上田さんの推薦があったのも大きい(結局それか) しかし、どう説明文を読んでもイマイチどんなゲームかわからないままだった。 それもまたお楽しみなのかもしれない。

というわけで、このレビューはそのゲーム内容について触れているので、ネタバレ厳禁というわけではないけど、気になる人は読まないほうがいいかも。

でもここでやめておく人にこれは言いたい。 シンプルかつ良作なので、何も知らずに砂漠に投げ出されてびっくりしてほしい。


Journey 『風ノ旅ビト』- Official Japanese Trailer (HD 720p)

とりあえずプレイ開始。 初っ端から見渡す限りの砂漠に投げ出される主人公の旅人。 スタート地点から山?のような場所があるな、何か目標物立ってるし、行ってみよう。 ・・・からの、プレイ画面にゲームタイトルが被さる演出。 やられた。この場所誘導からつなげるセンス。めちゃくちゃかっこいい。完璧だ。

ゲーム自体はとてもシンプルなものだ。 さてこのゲームでプレイヤーができることといえば、移動・カメラアングル変更・ジャンプor飛行・「ぽわーん」と音を出す のみ。 広大なステージを散策し、ジャンプや「ぽわーん」を使って仕掛けを起動し、目的地である山を目指して進んでいく。 ゴールするとムービーが流れます。 映像もすごくきれい。どこまでも続く砂漠とそれに埋もれた遺跡であるこの世界観、雰囲気ゲー大好きにはたまらないです。

ふむ、こういうゲームか。だいたいわかった。と進んで行くと、あれ?今何か通った?ということがぽつりぽつりと。 なんだか自分のキャラにも似てるから、彼もまた旅人なのだろう。 きっと他のプレイヤーのプレイレコードみたいなやつじゃないかな?そういう演出なんじゃないかな?と思ってました。

4ステージあたりでついにそいつに追いつきました。 何か立ち止まっているみたい。 ぽんぽん、と音を立ててみたら、向こうもぽんと返した。

あれ?今会話的なの成立した? つまり相手は…ちゃんと中の人がいる!? この瞬間だいたいこのゲームを理解した気がする。

その旅人さんはすぐに先を急いでしまったけど、その後にまた旅人さんに会った。今度は白い人だ。やり込んだらこうなるんだろうか。 わたしが苦戦している中サクサクと仕掛けを起動しリードしてくれました。 残念ながら最終ステージでうまくいかず別れてしまったけど、ちゃんと印象に残っている。

プレイ時間も短く、3時間程度だろうか。 映画を見る感覚に近いかもしれない。 ただ、そこに味付けをするのがオンラインでの旅人とのマッチングということが、すごくインパクトがあり、毎回違った旅を楽しめる。 誰とマッチングするかわからないので、待ち合わせ等は不可能、完全なランダムである。

例えるなら上質な素麺だけあって、味付けは好きに食べるような感じ。 ほんとにゲーム自体は「つるつるっ」て言葉がぴったり。 でもそれに麺つゆがかかるのか、はたまた野菜がのっかるのか、それはマッチング次第。 今度はどんな旅人さんに会うだろう?それとも1人でお散歩しようかな? そうやって時間ができた休日にプレイするのもいいな。と思います。