薬研藤四郎についてのレポート2(旅するやげぬい)

8月末、リリースされたグッズがあった。 ゲーセンプライズの景品であるぬいっこぬいぐるみ薬研藤四郎、通称やげぬいである。 882

一人で街に遊びに行った際、むしゃくしゃして捕獲してしまったのだった。

【ニコニコ動画】【MMD刀剣乱舞】薬研ドーナツホール【モデルテスト】

そしてこの動画を見ていて思ったのだった。 「これ、服着せられるんじゃないの?白パーカー着せたらかわいいんじゃないの?」 というわけで、ありあわせのフェルトで作ってみた。 889

最初は何気なく手に入れたぬいぐるみであったのだが、服を作って着せてみると断然愛着がわく。 とくに袖まで出来て着せてみる時の嬉しさはかなりのものだ。 だからきっと「袖を通す」って言葉があるのかもしれない。

すっかりかわいくなってしまって、何かあるごとに服を作っていった。今までやったことのない技術も目的のため調べながら取り入れ、始めたときに比べて手芸スキルはかなり上がった。 しかし、ぬいぐるみ向けに適当なものを作るのにもかなり時間がかかる。もしドール沼にはまったら寝れなくなっちゃうだろう。

折角なので友人に会いに関東へ遊びに行くときに持って行って、羽田空港に展示されている燭台切光忠さんを見た。 元々写真は好きなのだが、この機会でいろんなところでぬいぐるみと写真を撮ることで、ただ景色を撮るだけでなく、被写体のことも考えるようになった。 961

いつのまにか、やげぬいを連れて刀剣の展示会ついでに道外へよく旅行するようになった。 旅行は漠然と行きたいと思っていても行くことはないのだが、展示会のようなイベントがあれば、「行くなら今だ!」と重い腰を上げるようになったのだ。 京都で宗三、福岡で長谷部と、織田組はだいたい見に行った。 さらに名古屋でゆかりの地とか見に行ってみたりもした。 御朱印も集めるようになった。北海道には御朱印の文化がないから驚いた。

たかがぬいぐるみひとつの話ではあるが、かなり趣味の広がりや変化があったのは間違いないことだ。 本当に感謝している。