薬研藤四郎についてのレポート1 (いつの間にか柄ラーになってた)

わたしが刀剣乱舞を始めたのは2015年の3月だった。 女性向けブラウザゲームとして話題になり始めた頃だ。 鬱展開に定評のあるニトロプラスガンパレードマーチの芝村さんが関わるということで興味はあった。 さらにすでに配信初日からよく遊んでいる友人がはまっていたこともあり、気になっていた こともある。 以前から艦これには興味があってもDMMアカウントを取るのが面倒だったが、この機会にと取得し、両方を始めることにしたのだった。

初期刀として選んだキャラは、理由はと聞かれると長くなるのだが… 加州とまんばは面倒そうだし むっちゃんは、艦これで適当にサーバ選んだら高知県鎮守府だったので、これ以上高知を推すわけにはいかん と諸事情により却下。 後は蜂須賀との2択で歌仙さんを選んだのだった。

チュートリアル鍛刀は愛染。 タキガワスキーみたいなやつがきた。 聞いてみたらあまりここで当たってる人は多くないらしい。 …声は一緒だ。

初日に彼ー薬研藤四郎は到着していた。確か、歌仙・愛染・山伏・前田・秋田ときて6番目だった。 多分ドロップだったと思う。 まず第一印象が「なんか(仮面ライダー鎧武の)ミッチに似た感じのやつが来た!」だった。 周りに言って理解してもらえることは少ないのだが、鎧武でミッチ見たあとに見たらそう見えちゃったようだ。 でも声は低くてなにか間違えたかと思った。

この後この日のうちに兼さんや太郎太刀が続き、さらに小夜をゴールド背景のレアキャラ=それなりに強いと勘違いし、すぐ主力部隊に入ることはなかった。 さらにゲームシステムを勘違いして、とりあえず強いキャラを先頭に置こう!と太郎太刀を近侍にして、おっこの人意外とかわいいと思った。やはりギャップ萌えである。

攻略サイト等からtwitterイラストレーターさんのイラストをたまに見るようになっていた。 太郎さんやミッチみたいなやつ(=薬研)も数枚あがっていた。

出来心で動画を探してみたらたくさん出てきて驚いた。 誰だかよくわからないまま見てみて昔とはクオリティが段違いになっていてまず驚いた。

そんな感じでさまざまな供給があり、勝手がわかったころには「柄まで通して」コールを覚え、内番の眼鏡にびっくりして、放置ボイスで厚着をしていた。 たぶん第一印象の時点で逃げられなかった。 (太郎さんは二次創作あんまりなかったのよね)

思えばわたしは今の今までさほどお金を使うことがないオタクだった。 ゲームはいつも中古で買っていて、メジャーなソフトは高くて手が出ず、安くてマイナーなソフトばかり買っていた。 アニメは時間を合わせるのが面倒でほとんど見ず(今まで配信とかなかったし) 漫画も巻数を揃えるのは面倒だったし、貸してくれるほど友達もいなかった。 マイナージャンルばかりなのでグッズを買うことなど滅多になかったし、イベントに行く必要もなく、薄い本とも縁がなく、個人サイトやpixivで少ない供給をブックマークするか、小さなチャットで交流するかのような日陰のネットライフで間に合ってしまっていたのだった。

このあたりでようやく思い知った。ついにメジャージャンルに足を踏み入れてしまった と。 基本無料のブラウザゲームなので、お金や人脈をかけなくてもたどり着くことができてしまったのだ。 時代の流れってすげー!!

毎日のようにグッズ展開の情報が届き 絶え間なくアップロードされるpixivとニコ動の投稿 二次創作はそのあたりで間に合ってしまっているのでそういう腐女子の皆さんほどではないし、さほどグッズも必要はないが、濡れ手に粟田口な充実したオタクライフを手にすることになったのだった。