ポポロクロイス物語レビュー

PS初期の佳作といわれる有名RPG。動作確認なしのジャンク品で100円で購入してみました。安い。
ポポロクロイスの王子ピエトロが王冠盗難から最後まで国を守るため冒険するストーリーなのですが、とにかく世界観のつくりがよいです。
音楽はもちろん、画面は今見るとちょっと色がきつめに見えて疲れやすかったけど、戦闘・イベント中両方でドット絵のキャラクターが表情豊かに動くのがすごくかわいい。本当にかわいい。ドットっていいよね!
トーリーは安心安全の王道。しかし最初は思いました。ピエトロってヒロインのナルシアにいつも助けてもらってばっかりじゃんと。でもだんだん拙いながらも一人で行動し人々の協力を集めはじめる。そのへんの成長の描き方がすごくよかった。後半は本当に「王子…ご立派になられましたなぁ…」とか思っちゃったもん(どこの家臣だ。)
キャラクターもメインキャラサブキャラ悪役まで、みんな憎めずみんな優しい。お城や町や村の人だってピエトロをいつも応援してくれます。
システム面はLRボタンが使えたり、回復アイテムを使うときに自動的に体力が少ないキャラクターにカーソル合わさるとか、とても親切。でもシリーズの中では難易度が高くとにかくよく倒された。後半のラストダンジョン付近とかレベルじゅうぶんあっても敵が強い。一撃食らうとすでに致命傷、なんてこともあるし。
それでもそのたびにレベル上げて頑張れたのは、最後にみんな幸せになるところが見たいと思わせる空気が出来上がっていたからと言っても言い過ぎじゃないと思う。